2012年09月28日
彼岸花
彼岸花は町中では希少植物になりました、河原の雑木林の中と
民家の前庭で見つけて写真を撮りました、
彼岸花を詠んだ句を二句 紹介します、
あの世には数多ありそな彼岸花
高齢になって お迎えが来るのは ほど遠い事ではないのですが
あの世へ行けば たくさんの彼岸花が咲いている花園へ
行きたいと 言う願望なのです。
父母も過疎で結ばれ曼珠沙華
過疎の農家は若者は都会へ行き高齢者が農業をする時代に
なりました、父母も高齢である為にかえって絆が強く結ばれたと
言う事です。
10月の季語
彼岸花 月 台風 柿 あけび 鹿 団栗 吾亦紅 夜長
蟋蟀 霧 新米 藤袴 こすもす 蚯蚓鳴く
10月の句会のお句
木更津(千葉県)の水含む梨貰ひけり
秋光の届かぬところ秘仏かな
ふるさとの藁の香匂ふ稲架かな
朝顔は明けの明星を視つ開く
ゆるやかに感じる秋の朝の奥
夏疲れ持ちて行かれし睡魔かな
塩焼鮎魯山人となり齧りつく
4月の句会のお句
仰臥(ぎょうか)して雲雀と天を共有す