2015年12月10日
SKY歴史探訪クラブ洛悠会
12月例会 石像寺、引接寺参拝
12月9日
くぎぬき地蔵 石像寺
冬の晴天のもと御住職さまがご案内下さいました。
背に陽光をいただき日向ぼこ状態で拝聴いたしました。
開口一発「悩みの無い方はおられますか?」との問いかけがあり、
誰も手が上がりません。
もし居られたら神様ですわ。
悩みがあれば心が自由に成らない。釘に刺されたような状態になる。
その釘をいかに抜くか?
本堂に1000枚以上の絵馬があり、其処の釘抜きは神であり、
2本の針は苦しみのシンボルとして表し、本尊の阿弥陀は人間の存在、
根源にかかわる事、本堂の裏にある地蔵は現世のお願いをかなえて
戴えるので、両方を御参りすれば良いと熱く語られました。
大勢の方がお百度参りをされており、我々が大変ご迷惑をかけていると
反省し次の 参拝先に向いましたが、その道中上千本商店街を通り
今も洋品店、食料店、雑貨店、等昔ならの店が沢山見られ、懐かしさ
を抱く散策でした。
千本ゑんま堂 引接寺
応仁の乱にてすべてを焼却した。本尊閻魔法王を始めその他の物
もその後ものであるが、文化財の維持がいかに大変難しとのご説明を
閻魔様の前で拝聴致しました。
狩野永徳の洛中洛外図屏風にゑんま堂狂言の様子が描かれており
当時の伽藍の大きさが偲ばれ、現在に至った状況を考え深く拝聴しました。
また宣教師ルイスフロイド(1532-97)の著書「日本史」に閻魔大王と壁画
の記述があり、ポルトガルから調査するため来日するとのホットなニュース
伺いました。
全員、閻魔様を真近に拝み、おおきなお顔に睨まれ、その上に地獄への道を
あらわした絵23枚を眺め、大変なショックを感じました。、
最後に白檀のお香を各自の指に賜り、その香りに身も心も洗われた気持ちに
浸るとこが出来、例会も無事終了しました。
次回1月 は 御香宮神社初詣、及び新年会を楽しみます。