2021年03月17日
SKYシニア大学
琵琶湖疏水事業は東山地域の庭園にも貢献
明治初期に明治天皇が京都を訪ねられた折、京都御所の周りや、洛中全体に元気がないことを憂えておられました。
この話は有名で、明治初期に琵琶湖疏水事業、電力事業、市電の開通など都市整備を行いました。
その、琵琶湖疏水からの疎水を活用したのが東山地域の庭園です。暗渠も含めて疎水が東山の明光風靡とともに別荘地域となったのです。
他にも、東本願寺の防火用として、琵琶湖疏水の水圧を利用して屋根まで水が届くように設計されています。
近代の京都の再興を考えるうえで、先人たちの伝統建築での技術について違った視点で講座がありました。
講師:大阪電気通信大学矢ケ崎善太郎 教授
テーマ:「近代の京都と伝統建築」