2024年10月18日
SKYイベント企画
京都地方気象台の見学
京都地方気象台の見学を実施
当初8月に予定していた京都地方気象台の見学が台風10号の影響で延期されていましたが、10月17日に気象台の厚意により開催されました。京都地方気象台は今年144年目を迎え、当初は京都御所にあったとのことです。
最初は気象衛星ひまわりや気球による高層の温度、湿度、風速を計る観測や、特別警報・警報・注意報の対処の仕方など防災の点から説明をして頂きました。避難とは「難をさけること」との考えを再認識できました。この年の暑さの原因は、高気圧が重なって圧がかかることにより高温が続いたことや降水確率50%の意味など説明して頂きました。
後半は、屋外の露場*(ろじょう)に設置してある温度計・湿度計・感雨計・雨量計・積雪計・視程計などの機器の説明がありました。雨量計は一時間当たり0.5mmずつを鹿威しのように溜めたら流すことなど分かりやすく解説して頂き面白かったです。気象台担当者の分かりやすく、丁寧な説明に感心し、たいへん貴重な見学の機会となりました。
*露場とはアスファルトなどの影響なく自然の環境下で測定できる芝生などの場所
文/伊藤 哲
気象観測から防災啓発へとのご挨拶。高温の状態が秋でも続いています。
ひまわり衛星画像の説明
露場にて芝の上で気象観測 温度計・湿度計。データはネットワークで送られる
感雨計 微量の雨の計測
雨量計 一時間当たりの雨量を計測する。0.5mmずつ計測。